自給自足生活に憧れるへっぽこサラリーマンです。 諸活動によりGETした獲物の画像を載せる場合もありますので記事によっては閲覧ご注意ください。

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河川敷で採取したカラシナの種で粒マスタードを作る

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こんにちは「ぴよ」です。

 

 

6月上旬。

クロスバイクを走らせて、近所の河川敷に向かいます。

目的はカラシナの種。

ここ数日雨が降っていなかったので、種の採取には最適な状況です。

クロスバイクを押しながら腰ぐらいまで伸びた雑草をかき分け土手を突き進みます。

カラシナを発見したのでバイクを倒し、背中のバッグから採取道具を取り出したら準備OK!

 

カラシナの種を採取しよう

 

自分の背丈以上に育っているカラシナがそこらじゅうに生えています。

さやの部分も程よく枯れている状態。

やさを触ると簡単にはじけ、中から種が出てきます。

かなり小さい種です。

食べる分の量を確保するのは結構大変だと思いますが頑張りましょう。

まずは十分に乾燥している茎をハサミなどで切り取ります。

切り取った茎をビニールの中に入れていきます。

袋に入るだけつめていった方が効率が良いです。

そのまま袋を揉んでもいいですが、茎が袋を突き破ってしまう可能性があります。

オススメは袋に手を入れて直にさやの付いた茎を揉みまくること。

袋も破れないし、目視できるので揉み残しが少ない気がします。

取れた種は別の容器に入れておいて採取作業を続けましょう。

今回は兵式飯盒の中に入れていきました。

十分な量が取れたら家に帰り、気合を入れて次の作業に取り掛かります。

 

下処理をする

 

さぁ、採取してきた種を処理していきますよ。

ここからは、ただひたすらに種以外の不純物を除去するだけの単純な作業です。

カラシナから粒マスタードを作ろうと思っている人、ココが一番地味で過酷なので覚悟しましょう。

 

殻や小さなほこりを取り除く

網目の大きなものから細かなものへと、順番に種をふるいにかけて殻などの不純物を取り除く作業です。

100均で調理道具や掃除用具などのコーナーをひたすら眺めて、網目が粗めのものから細かいものをいくつか探しておくと作業がはかどります。

今回のためだけに購入したもの達。

・水切りざる

・味噌とき

・排水溝のふた

これらで頑張っても細かな殻は残ります。

ちなみにこの材料を買う金で粒マスタードは余裕で買えますからね。

 

水でもみ洗い&すすぎ

100均で購入した洗濯ネット。

その洗濯ネットの中に採取した種を入れて揉み洗いします。

やってみるとわかりますが、種にも結構汚れがついているんですよ。

袋を揉んだり、上下に振ったりすることで種の汚れが取れるだけでなく、ふるいの作業で取り損ねた殻の残りなどもネットの隙間から出てきます。

調べてみると「種を洗わない派」もあるようですが、上記のような理由からこの作業はしたほうが良いと思います。

 

乾燥させる&最後のごみ取り作業

洗濯ネットのまま、物干し竿などにぶら下げて乾燥させます。

乾燥したら少量ずつ、深皿トレーに入れて、うちわであおいだり、息を吹きかけたりして残った細かなごみを取っていきます。

自分が納得できるレベルまでごみ取り作業を頑張りましょう。

これで下処理完了です…!

 

自家製粒マスタードをつくる

 

ここからようやく仕込み。長かった…。

調べると、けっこう皆さん粒マスタードを手作りしているようで、すぐに情報が手に入ります。

ただ、入れるものや分量が人によってまちまちで、どれが正解か分からない…。

まぁ、こういうのは試行錯誤しながら自分好みの味を探すのも楽しみの一つですからね。

さまざまな情報を総合した結果、今回1ビンの分量はこんな感じにしてみました。

 

・カラシナの種:120g程

・塩:小さじ1

・ワインビネガー:適量(種がつかる程度)

 

これを270mlのビンの中に入れていきます。

 

ビンに材料を入れる

材料を入れるビンは事前にしっかりと熱湯消毒をしておきましょう!

今回用意したビンは2つです。

今回採れた種が250gほどだったので、その半分ぐらいになるように種をはかります。

種と塩をビンに入れます。

種は漏斗(ろうと・じょうご)で入れると周囲にこぼれなくて便利。

塩と種が均等になるように、割り箸などでかき混ぜましょう。

続いて酢を入れます。

入れる酢は何でもいいみたいです。

米酢、りんご酢やバルサミコ酢など、色々な酢がレシピに書いてありました。

ここらへんは多分、作る人の味覚・好みになってくるところだと思うのでお好きに。

今回はワインビネガーを使ってみることにします。

だいたいどのレシピにも書いてあるのが「種が浸る程度に酢を入れ、少なくなったらその程度補充」という言葉。

補充は面倒くさいので、ドバドバ酢を入れちゃいたい気分です。

やってはいけないのでしょうか?

理由は分からないけれども失敗したくはないので、ここは先人たちに従っておくことにします。

 

一時間ちょっとで最初に入れたビネガーは種に吸い尽くされます。

その都度お酢をちょい足し、を繰り返します。

上の画像と比べてみてください。相当膨らみます。

270mlのビンに対して入れた種が120g程度ですから一日程で2倍ぐらいは膨らむようです。

このまま常温で3日ほど放置。

 

種をつぶす

電動ミキサーを使おうと思いましたが、種が細かすぎてあまりつぶせないのではと考え、すり鉢で作業していくことに。

これも地味にきつい作業です。

ひたすらキッチンにゴリゴリゴリ…という音が響きます。

種がつぶれるとなにやら刺激臭が…。

目が痛いっ!

のども痛いっ!

涙と咳が止まりません。さすがマスタード。

が、完成はもうすぐです。ここで諦めるわけにはいきません。

気合で耐えましょう。

 

ちなみにレシピにあった、酢をギリギリまで入れてその都度補充する方法。

その方法だと種をつぶしている時、種と酢の比率が丁度よく感じられました。

この作業で余分な酢を捨てたり、足したりする必要がなかったので、やはり減った分だけ入れるのが正解ですね。

ドバドバ入れなくて良かった。

 

出来上がり!

 

つぶしたマスタードをビンに戻して完成です。

長かった…。

2ビン(500g程度)の粒マスタードを手に入れました。

 

ちょっとだけスプーンで味見…。

うーん、まだお酢とからしがなじんでいないですね。

この後もう少し寝かせたほうが良さそうです。

でも味はしっかりと粒マスタード。

河川敷から採ってきた種で出来るんだからすごいですよね。

 

これから色んな料理に使っていこうと思います!

 

 

粒マスタード、作ってみる?

 

 

 

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