自給自足生活に憧れるへっぽこサラリーマンです。 諸活動によりGETした獲物の画像を載せる場合もありますので記事によっては閲覧ご注意ください。

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生き物

セミの幼虫と成虫(完全体・ソフトシェル)を食べ比べてみた

投稿日:2020年8月11日 更新日:

※虫を食べる画像があります。苦手な方は閲覧注意してください。

こんにちは「ぴよ」です。

 

 

梅雨が明けると夏本番。

セミの鳴き声があちこちから聞こえてくるようになります。

話に聞くところによると、セミの幼虫は美味しいらしい。

成虫は食べたことあるけども、幼虫はまだ手を出したことがありません。

というか動いている幼虫を見た記憶がありません。

これは本気出して捕獲するしかありませんね。

 

日が暮れる時間帯からがセミの幼虫の活動(羽化する)時間。

特に19:30前後が良いらしい。

そんな情報をネットから仕入れていましたが、残念ながらその時間は仕事です。

なるべく早く家に帰って幼虫捕りに行くしかありません。

この日、現場に着いたときには午前0時をまわっていました。

 

幼虫を探す

 

ヘッドライトを装着し、あちこちの木を見て回ります。

うーん、いない。

あっちをうろうろ、こっちをうろうろ。

ヘッドライトを点灯させたオッサンが街路樹を行ったり来たりする光景。

不審者以外の何者でもありません。

しかし、恥ずかしがっていては屋外での採取活動はできませんので羞恥心は捨て去りましょう。

色々な木を観察していると、抜け殻のほとんどついていない木と抜け殻だらけの木があることがわかります。

どうやらセミにも好き嫌いがあるようです。

今回の場所ではヤマモモの木に抜け殻が大量についていました。

お、セミ発見。

やはり時間が遅かったのか、体がほぼ乾いたセミ(完全体)がほとんどです。

なるべくまだ体の色が薄いセミを探します。

お!これはまだ色が白いですね。

これもまだ白い。

これはすばらしい!殻から出てきたばかりのセミです。

深夜ですが何とか羽化前の幼虫もGET。

ある程度数が確保できたので帰ります。

 

セミの素揚げ

 

深夜に調理する体力はなかったので、冷凍保存。

翌日調理しました。

 

今回はシンプルに素揚げにしていきます。

セミも

・完全体(体の乾燥終了個体)

・ソフトシェル(殻から出たての個体)

・幼虫

の3パターンが揃いました。

 

下茹で

冷凍庫からセミを取り出します。

上段が体を乾かしきった完全体のアブラゼミ

下段左が幼虫、中3つがソフトシェルシケイダ。

下段右はミンミンゼミでしょうか。

 

茹でてから揚げると中身が爆発しないようなので、まずは忠告どおり下茹でしていきます。

沸騰したお湯にセミを投入。

1分ほど茹でます。

よさそうな頃合で取り出して、キッチンペーパーなどで水分を取り除きます。

きちんと水分を切っておかないと揚げるとき油がめちゃくちゃはねて危険です。

 

揚げる

サラダ油で揚げていきます。

一度湯通しして熱を加えているので、あまり揚げすぎないように注意。

特にソフトシェルはすぐに火が通ってしまうので焦げないようにしましょう。

最後に塩コショウをしたら完成です。

 

食べ比べてみよう

 

下段左から完全体、ソフトシェル、幼虫です。

いざ食べ比べ!

完全体

うん、美味い。

エビのしっぽみたいな味ですね。

ただしっぽよりもサクサクしています。

飛ぶためには身体を軽くする必要があるのか腹部は空っぽです。

これがセミのサクサク感を生み出しているのかもしれません。

 

ソフトシェル

おぉ、完全体より歯ざわりがいい!

完全体のサクサクした感じよりソフトな噛み応え。

シャクシャクって感じでしょうか。

完全体よりも美味しいと思います。

腹側は完全体と同様空洞。

ソフトシェルをもう一つ、頭から食べてみると…

おぉ、羽根を動かすからか胸部には肉がいっぱいです。

この部分をたくさん食べればお腹いっぱいになるかも?

 

幼虫

幼虫は腹部にも肉が詰まっています。

成虫よりも幼虫の方が「身」を食べているという感じがしますね。

幼虫はナッツみたいな味と言われますが、ナッツと言われればナッツ、茹でたソラマメと言われればソラマメという感じ。

やはり樹液を吸って育ったからなのか、植物系の味(フレーバー)がするのかもしれません。

実はもっと土っぽい味がするのかと思って警戒していましたが、そんなことはなく美味しかったです。

 

結果

今回の三種の中ではソフトシェルが一番美味しいと感じました。

揚げ物以外の調理も試してみたいですね。

どんな調理法があるのか調べてみよう。

 

他のセミ食記事はこちら。

埼玉に住む外来セミ「タケオオツクツク」の幼虫を食べてみる

外来ゼミ「タケオオツクツク」の幼虫をシュリンプスカンピ風に料理して食べる

 

 

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