こんにちは「ぴよ」です。
10月中旬のある日。
数日降っていた雨が止んだので、近所の山にきのこ観察に行きました。
この山は登りやすくていろいろなきのこを見ることができるので、時間があるときには覗いている場所です。
周囲の地面を気にしながら登っていると、この日もいろんなきのこが生えていました。
ん!?落ち葉の間から朱色のきのこが顔を覗かせているのを発見。
近づいてみると・・・。
あれ、もしかしてこれってタマゴタケ!?
おぉ、この山にも生えるんですねー。
初めて見ました。
もしかしたら他にも生えてるんじゃないの?
と思ってあちこち探してみると・・・。
あったー!
ここにも!!
くずれかけている老菌もあったので、時期的にはギリギリみたいですね。
なんとか数を確保できましたので、持ち帰って食べてみようと思います。
どんな味がするのか楽しみです。
タマゴタケとは
ハラタケ目テングタケ科に属するきのこ。
毒きのこで有名なベニテングタケの仲間です。
夏から秋にかけて発生するきのこなので、やはり今回は時期的に終盤だったようですね。
タマゴタケも鮮やかな傘を持っているので一見毒きのこのようにも見えますがとても美味しいきのこ。
ただし、テングタケ科のきのこは毒や猛毒と記されている種がほとんどなので、不確かなものを口にすると痛い目(最悪は死)を見ることになるので要注意。
例えばタマゴタケと同じテングタケ科の猛毒きのこ「ドクツルタケ」の場合、食べた後半日程度で下痢や嘔吐の症状が出て苦しみますが一日程度でおさまります。
それで安心していると数日後にはいくつもの内臓から出血し多臓器不全となってあの世行きとなってしまいます。
怖い・・・。
しっかりと同定(分類上の所属を決定すること)してから口にするようにしましょう。
タマゴタケをソテーして食べる
タマゴタケの食べ方を調べてみると
・焼く
・炒める
・スープ
・アヒージョ
などのレシピが出てきます。
食べるのは初めてなので、今回は素材の味がわかりやすいソテー(炒め物)にしてみることにします。
用意するもの
今回用意したものは
・タマゴタケ(数本)
・オリーブオイル(少々)
・塩(少々)
これだけです。
虫出しをする
天然のきのこは虫が隠れている可能性が高いので虫出しをしましょう。
適当な濃度の食塩水を作り、その中にきのこを浸して中に潜んでいる虫を追い出します。
一見なにもいないように見えましたが、小さなムカデ・ダンゴムシなどが出てきました。
気にしない人もいるようですが、やったほうがいいと思いますね。
洗って汚れを取り除く
きのこの傘や柄に付いている落ち葉などの汚れを流水で洗い流します。
綺麗になりました。
きのこのうま味成分は水溶性らしいので、売っているきのこは洗わないのが基本のようですが、自然のきのこは汚れがついているので洗い流すようにしましょう。
食べやすい大きさに切る
傘と柄を分けて、それぞれ食べやすい大きさに切ります。
食べ応えのある方が好みだったり食べやすいのが好みだったりすると思うので、大きさは各自お好みで。
傘の部分は崩れやすい部分なので丁寧に扱いましょう。
炒める
フライパンなどにオリーブオイルを垂らして火にかけます。
オリーブオイルの温度が上がったら、タマゴタケを入れてソテーしていきます。
タマゴタケに火が通ると赤っぽい色からだんだんとオレンジ色に変化します。
今回は初タマゴタケなので念入りに火を通しておきました。
完成!
出来上がりです。
初めて食べるテングタケ科きのこなので、口にするのは少し勇気がいりますね。
タマゴタケ、本当に大丈夫なのか?
気合を入れて、それではいただきます!
・・・。
なるほどー。
開ききっていない傘や柄の部分はシャクシャクとした歯ごたえで美味しいですね。
味はー、きのこの味。
タマゴタケっぽさは今回感じることが出来ませんでした。
考えられる原因としては
・オリーブオイルを入れすぎた。
・ビクビクしながら食べたので美味しさを感じなかった。
というところでしょうか。
また次回挑戦ということで。
きのこに関しては少しずつ経験値を上げていきたいと思います。
終わりに
やはり初めて口にするきのこは緊張しますね。
実際に食べられることがわかったし食感を楽しむことは出来たので、次回は余裕をもって「味」を楽しめると思います。
また来年見つけて食べたいですね!
私がきのこ観察に使っている本。とても読みやすいです。