こんにちは「ぴよ」です。
4月の下旬から5月の初めにかけて白い花を咲かせるニセアカシア(ハリエンジュ)。
毎年花をてんぷらにしたり、酒にしたりしていましたが、他の料理に手を出したことがない。
そういえば花の漬物はやったことが無いなぁ。
ということで、今回はニセアカシアの花の甘酢漬けを作ってみることにしました。
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甘酢漬けを作る
用意するもの
ニセアカシアの花:100g
水:100㏄
酢(今回は万能酢):100㏄
きび砂糖:小さじ3
塩:少々
こんな感じです。
花の下処理
今回はジッパー付きの袋一つ分の花を採ってきました。
ニセアカシアの花は房状になっているので、まずは花をひたすら外す作業。
花びらではなく、花の根元をつまんで引っ張れば比較的きれいに取り外せます。
袋一つ分で100gほどになりました。
ニセアカシアの花の香りは甘く、その匂いの為なのかミツバチが蜜を取りに来ていることが多いです。
ミツバチ以外にもアリやクモなどの虫が寄ってきているので、小型のものは花の中に紛れている可能性があります。
一度流水で流して汚れと一緒に虫も落とした方が良いでしょう。
鍋にお湯を沸騰させたら、その中に洗った花びらを投入。
取り損ねた虫がいてもこの時に茹で死ぬので問題ありません、たぶん。
あまり火を通しすぎると花びらがデロデロになってしまうので気をつけましょう。
今回は1分半ぐらいにしました。
鍋から取り出した花は冷水(氷水)に浸けて粗熱を取りましょう。
漬け汁を作る
お次は漬け汁の作成。
鍋に水・酢・砂糖を入れて一度沸騰させます。
砂糖がきちんと溶けるように箸や泡だて器などで混ぜましょう。
あとは冷ますだけです。
簡単ですね。
漬ける
しっかり洗って、熱湯消毒したタッパーを用意しましょう。
冷水にさらした花びらはしっかりしぼって、水気を取り除いたものをタッパーに入れます。
そこに冷ました漬け汁を流し込んで全体が漬かるように広げたら、味をしみ込ませるために冷蔵庫で一晩放置。
さて、どうなるでしょうか。
できあがり!
完成しました!
見た目はただのしんなりした花びらですね。
形は崩れることなくしっかりと残っています。
どんな味がするのかドキドキ。
それではいただきます。
・・・なるほどー。
ニセアカシアの花の甘みはしっかりと残っていて、そこに砂糖によってマイルドになった酸味が加わってくる感じでしょうか。
「甘酸っぱい」で片づけられるような単純な味ではないですね。
今回は万能酢を使いましたが、黒酢やワインビネガーなど酢を変えることで風味が変わると思うので試してみるのも面白いかもしれません。
なかなか奥深いな・・・。
単体でも美味しいですが、個人的には何かのつけあわせとして使う方がコイツの味が引き立つように思いました。
ごちそうさまでした!
終わりに
後日、福神漬け代わりにカレーと一緒に食べてみましたがとても美味いかったです。
口の中の油っぽさを適度な酸味で中和してくれますし、花の甘さがアクセントとなってカレーのうま味を引き出している気がします。
やはりつけあわせ的な使い方の方がこの食材の魅力を十分に引き出せるのではないかと思いました。
気が向いたら皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。