こんにちは「ぴよ」です。
今回も近くの低山へ。
登山道を外れて地形図を見ながら徘徊して遊ぶのが好きです。
最近ではこの山のどこに何が生えているのかも少しずつ分かってきたような気がします。
家に帰っても酒のつまみが無いので、今回は食材を少し手に入れてから帰ることにしましょう。
谷筋の日陰の場所に行ったところミツバを発見。
今夜のつまみは君に決めた!
ミツバとは
セリ目セリ科に属する、名前の通り三枚の葉に分かれている植物。
日陰や谷筋などの湿気が多い場所に生えていることが多いですが、日当たりの良い貯水池の法面に生えていたりもするので水分の多い場所を好むのだと思われます。
葉や茎からさわやかな香りを発しているので添え物として特に和風料理に良く使われている食材です。
つまり日本産のハーブ。
野生のものは栽培されているものより香りが強いようなので楽しみですね。
ミツバの卵とじを作る
用意するもの
ミツバ:10本ほど
卵:1個
白だし:小さじ1杯
ウインナー:お好み
塩:少々
こしょう:少々
油:少々
ミツバを刻む
採ってきたミツバはしっかりと洗って、虫や汚れなどを落としましょう。
水気を切ったらざっくりと適当な大きさにカット。
包丁を入れた瞬間からさわやかな香りがキッチンに広がります。
ヤバい、もう酒が飲みたくなってきました。
卵とウインナーを用意
一緒に炒めるウインナーと卵を用意。
卵はある程度箸でといておきましょう。
ウインナーは食べごろサイズに切ります。
皮つきウインナーだとパリパリ食感で美味しくなると思いますが、家になかったので今回はしかたなく皮無しウインナーを使用。
炒める
フライパンに油を少し入れて加熱したらウインナーを投入。
ある程度焼き色がつくまで炒めたら、卵を流し込み箸でかき混ぜます。
卵は火を通しすぎてカチカチにならないように注意。
イメージは「ふわふわ炒り卵」。
ミツバを入れて全体を和えるように軽く混ぜたら、最後に塩コショウで好みの味に調えましょう。
「ミツバの卵とじ」の出来上がり!
完成です。
フライパンの中で食材をかき混ぜていただけなので、とても簡単。
酒のつまみとしては結構お手軽に作れる部類ではないでしょうか。
湯気と一緒に鼻をくすぐるミツバのさわやかな香りが食欲をそそります。
では、いただきます。
・・・ん!
ふわふわ卵の食感とミツバ特有のさわやかな香りが口の中に広がります。
皮無しウインナーの肉感も加わって食べ応え十分。
塩コショウが料理全体をビシッとまとめるいい仕事をしています。
ただ、個人的にはやはり皮つきウインナーのパリパリ食感で食べたかったなぁと感じてしまいました。
とはいえ、おいしくお酒と一緒に楽しむことができたおつまみでした。
ごちそうさまです!
終わりに
里山を歩いているとわりと簡単に見つかるミツバですが、山菜というよりは野草(というかほぼ雑草)的な位置づけで扱われることが多いのではないでしょうか。
今回のミツバもそうですが、ニラやセリなどスーパーで売られている食材でも野生で生育しているものがあります。
実際に採って食べるかどうかは別にして、判別できる目が養われていくと野外の散策がより楽しくなると個人的に感じています。
皆さんも「植物観察」始めてみませんか。
野生の植物を食べるというハードルを下げるくれる入門編ともいえる本です(レシピも載っている)。小説(恋愛もの)としても面白かったです。