こんにちは「ぴよ」です。
今年もどんぐりの季節がやってきました。
アク抜き無しでも食べられるどんぐり「マテバシイ」を採取してきたので、これで今回はクッキーを作ってみたいと思います。
ネットで調べると「縄文クッキー」や「どんぐりクッキー」などの名前でレシピが色々と出てきます。
自由研究にもなりそうなのでお子様がいる方々は一緒に作ってみるのもいいかもしれませんね。
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どんぐりクッキーを作る
縄文人も食べたであろう「縄文クッキー」を意識しているので、その当時なかったとされる小麦粉や砂糖などは使わないようにしました。
つなぎには当時でも採取できたと考えられる山芋(自然薯)、甘味料には蜂蜜や樹木からのシロップをイメージして用意しました。
前提として世に出ている縄文クッキーのレシピや形状については推測の域を出ず、当時の人が粉食はしていたがレシピどおりのクッキーを食べていたという根拠はないということはここで述べておきます。
用意するもの
どんぐり(マテバシイ):粉で300g
長いも:150g
たまご:1個
はちみつ:小さじ2杯
どんぐりを選別する
採ってきたマテバシイを水につけて実の選別をします。
水に浮くどんぐりは未成熟だったり虫食いだったりと中身に問題があるものなので取り除きます。
採取する際にも重さが軽いものは採らないようにしましょう。
冷蔵庫のチルド室で栗を保存すると甘みが増すらしいので、選別したマテバシイを一週間チルド室で寝かせておきました。
外殻と薄皮をむく
くるみ割り器を使ってひたすらマテバシイの実を割っていきます。
割った中身には薄皮がついているので、それもきれいに取り除きます。
かなりの重労働、というか時間がかかるので覚悟しましょう。
娘を招集して薄皮剥き担当大臣に任命。
二人でちまちまと作業をしましたが二時間ほどかかりました。
一人で作業していたらきっと気が触れていましたね。
実の乾煎りをする
そのままでは実に水分が含まれているので、フライパンで乾煎りしていきます。
焦げないように弱火~中火でフライパンを振りながらマテバシイに熱を入れていきます。
時間をかけるほど水分が飛ぶので、可能な限り頑張りましょう。
私はラップをしないで電子レンジで加熱して水分を飛ばした後、10~15分ほど乾煎りをしました。
乾煎りをした後は冷めるまで常温or冷蔵庫で保管しましょう。
粉にする
煎ったマテバシイをフードプロセッサーで粉にします。
フードプロセッサーやミキサーを持ってない人はすり鉢などで地道に粉にしていくしかありません。
頑張りましょう。
最終的に採ってきたマテバシイを粉にしたら300gの粉になりました。
あれだけ頑張って処理して300gかぁ、と少しばかりの徒労感を感じつつ次の作業に向かいます。
ここまでが調理のための下準備です。
食材を混ぜる
どんぐり粉、長いも、たまご、はちみつをボウルに入れたら混ぜ合わせて生地を作ります。
娘&息子もまぜまぜ部隊に参加。
クッキーの生地を作る際に基準となる「耳たぶのかたさ」というやつを目指しました。
もう少し柔らかい方が良いならはちみつをもう少し足しても問題ないと思います。
ベーキングパウダーなどは入れていないので生地を寝かせる時間はとらず、そのまま焼きの工程へうつります。
オーブントースターで焼く
生地を適当な大きさに分けて丸くしていきます。
娘&息子が担当。
できそこないのカントリーマ〇ムみたいな感じですね。
温めておいたオーブントースターに入れ、時々覗いて裏返しながら10分程度加熱。
縁にうっすらと焦げ目がつくのを目安に取り出しました。
ほんのりナッツ系の甘い匂いがしますね。
取り出したばかりは真ん中が少し柔らかいですが、冷めると良い感じに固まります。
完成
出来上がりました。
これは見た目もカン〇リーマアムですね。
思ったよりも美味しそうな見た目になった。
それでは一口いただきます・・・。
・・・なるほど。
アーモンドやクルミなどのナッツ系統の甘さを感じます。
砂糖などを使ったお菓子系の甘さとは違う、食材の甘さが前面に出てきますね。
はちみつを使ったのが良かったのかもしれません。
子ども達も美味しいと言ってもぐもぐ食べてくれました。
ただ、甘いといってもほんのり甘いというだけなので、はちみつやメープルシロップなどにディップして食べるとより美味しいと思います(実際そうしました)。
デメリットとしては普通のクッキーと比べて硬いので、食べていると顎が疲れるということ。
もっと小さく薄く作れば食べやすくなると思います。
子どもの舌は正直なので、もぐもぐ食べてくれたこのクッキーは大成功ということで良いのではないでしょうか。
ごちそうさまでした!
予想以上に美味しかったです!
安いものでもいいのでフードプロセッサーを導入すると料理の幅が広がります。