自給自足生活に憧れるへっぽこサラリーマンです。 諸活動によりGETした獲物の画像を載せる場合もありますので記事によっては閲覧ご注意ください。

もっと!自然の中で遊び隊

2024年度

【シカ】2024年度の猟期を振り返る【単独猟】

投稿日:

こんにちは「ぴよ」です。

 

 

今年度の猟期も無事終了しました。

今期は何度か鳥撃ちにも行きましたが、ほぼシカ狙いの単独猟に全振りした猟期でした。

今猟期中は何度も体調を崩したり私生活でいろいろあったりと大変でしたが、何とか出猟できる日を捻出して頑張りました。

結果は残念ながら0頭でしたが獲物とのエンカウント率は今までで一番高く、色々と得るものがあった有意義な猟期だったと思います。

というわけで今期の備忘録です。

 

同じ山域で標高の異なる猟場を開拓してみた

 

普段は奥秩父の標高1500mぐらいのエリアを中心に通っていますが普段の林道整備が追い付いておらず、雪が降ると林道の危険度が一気に上がって猟場までのアプローチが困難となるので、まとまった雪が降った段階でその年度の単独猟は自主的に終了としていました。

また、猟期の初めはシカの警戒心もそれなりに低いので、こちらを見てもすぐには逃げない状況に出くわすこともありますが、後半になると警戒心がMAXになっていきます。

だから、可能であれば雪が降らず獲物の警戒心が低い猟期初めのうちに一頭獲っておきたいのですが、現実はそう上手くもいかず・・・。

 

例年だと2月初めくらいに雪が降って単独猟終わり!という感じでしたが、今期は12月中旬に奥秩父でも雪が降り、早々に今期の単独猟終了かと悩んでいました。

ただ、秩父市街が普通に車で走れる(ほぼ雪が残っていない)状況であれば1000m程度のエリアにある林道はそれなりに通れることがわかり、降雪後はそのあたりの標高を中心に探索してみることに。

 

ちなみに秩父エリアだと感覚的に標高1000mくらいを境に雨から雪へというように降雨(降雪?)状況が変わるイメージです。

結果、1000m程度のエリアでもそれなりにシカが生息していることがわかったので、次年度は雪の有無だけでなく、時期や天気によって標高を上下してエリア毎の遭遇率を確認してみるのも面白いかなと思っています。

 

装備の見直し

 

昨年度からザックにミステリーランチの「ピントラー」を導入していますが、ザックの構造上銃の肩掛けがしづらい(ずり落ちる)ので、スリングを常に握って歩いていました。

その状態では痩せ尾根にある岩場などの危険箇所を通過する際に両手の自由が奪われるので、身の危険を感じることがそれなりにありました。

両手を自由にする方法を探していたところ「デュアルスリング」というものがあると教えてもらったのでこちらを購入。

結果、両手を話しても銃が肩からずり落ちることはなくなり、ある程度安全性は確保できたかなと感じています。

 

また、単独猟は山の中をそれなりに歩くので、水と食料(行動食)が必要となってきます。

今まではザックのサイドポケットに水を入れていましたが、取り出す際は結構ストレスに感じていました。

わざわざ立ちどまる必要はないけども、なんとなく取り出しづらいというプチいらいら状態。

ということで昔から気になっていた「ハイドレーション」を導入。

ハイドレーションは使えないというネットの書き込みもあったので、とりあえずAmazonで安い中華製を購入。

気に入ったらそれなり物を買おうかと思っていましたが、安物で充分満足。

歩きながら水分補給出来るのがこんなにも素晴らしいものだとは思いませんでした。

猟期が終わって通常の山登りに移行しても引き続き使っています。

この二つのアイテムを導入したことで今期の単独猟行動時の充実度はかなり上がりました。

ちなみに今期も獲れていないのでミステリーランチのオーバーロードシステムは活躍しておりません。

宝の持ち腐れですね。

 

足元の情報をより意識するようにした

 

下ばかり見て歩いていると目の前の獲物を見逃すので本末転倒なのですが、地面の情報はかなり重要です。

今まではシカのフンや足跡などは意識しながら歩いていましたが、極端に言ってしまえば「この山域にはシカが多そう(少なそう)」程度の情報しか地面から読み取れていなくて、実際の行動時は視界の中に獲物がいないか(あとは鳴き声)に気を配る方が中心になっていました。

その反省から今期は今まで以上に足元の「情報」に気を配って歩いてみることにしました。

例えば、行きには無かった足跡を帰りに見つけた時には、どちらの方向に歩いていったのかを観察するようにしました。

歩いた方向を追いながらそのまま追跡する方がよいか、先回りした方がよいかという判断も選択肢に入れることが出来ます。

結果的に撃てなかったとしても獲物を目視できるまで追う(先回りする)ことが出来たらたら追跡自体は成功です。

そんな感じで地面から様々な情報を読み取りながら山の中を歩くことに力を入れた今期でした。

とはいえ、熟練の方々は「何時くらいに」「どれくらい大きさ」の「性別(オスorメス)」が通ったか等も分かるらしいので、そこの領域に至るまでは何十年かかることやら・・・。

 

終わりに

 

私は巻き狩りや駆除に参加していないので山の歩き方も我流(山登りはしてますが)ですし、単独猟の持ち物や装備も数年かかってようやく自分なりのスタイルを見つけ始めた感じです。

獲物も山に入っても確実に獲れるわけではないし・・・。

単独猟は地域による違いもあると思いますが、個人的にはかなりタイムパフォーマンスとコストパフォーマンスの低い趣味だと思います。

ただ、自分の猟場に一年を通して通ってみることで獲物の出現場所だけでなく、生息数や季節ごとの生息範囲などが見えてくることもありますし、装備を色々考えるのも楽しい。

狩猟が好きなのはもちろんですが一人で黙々と山の斜面や稜線を歩いていくので、山が好き・自然が好きでないと単独猟は続かないのかなぁとも思います。

今年も山に行きたいなぁという気持ちを無くさないでいたいと思います。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-2024年度

Copyright© もっと!自然の中で遊び隊 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.