こんにちは「ぴよ」です。
数年の時を経てようやく手に入れた念願のアミガサタケ。
欧米では高級食材であるこいつを口に入れる機会がついにやってきました。
どんな味がするのか非常に楽しみです。
では、レッツクッキング!
アミガサタケのクリームパスタを作る
今回はアミガサタケを使い、パスタにして食べてみることにします。
材料はこちら。
・アミガサタケ(適当)
・ホワイトソース(1缶=290g)
・牛乳(200ml)
・パスタ(今回はタリアテッレを使用)
・ベーコン(適当)
・ホウレンソウ(自分の畑で採れたもの)
・ニンニク(1片)
・塩
・あらびきコショウ
今回はこれらを使って作っていきます。
アミガサタケをきれいに洗う
アミガサタケのひだには虫がよく隠れているらしいので、まずは水につけて追い出してみます。
その後アミガサタケを包丁で1/2に切っていきます。
すると中から・・・。
ムカデ(MKD)!!
しっかり中に入っていましたね。
こういうことがあるので切った後はしっかりと確認して洗い流したほうが良いでしょう。
ひだの部分もゴミが溜まりやすそうなので、水道の蛇口をシャワーに切り替えてよく洗い流しました。
洗い終わったアミガサタケ。
見るとわかりますが、中身は空洞なんですね。
柄の部分はしっかりしているので歯ごたえは良さそうな気がします。
茹でて毒を抜く
アミガサタケを調べたりこんな記事を読んだりしている方ならご存じと思いますが、このキノコには毒があります。
ネットを見ると毒成分をヒドラジンと書いているサイトとギロミトリン(ジロミトリン)と書かれているサイトがありますが、調べてみるとどうやらヒドラジンの一種がギロミトリンのようです。
ギロミトリンは沸騰水中で加水分解してモノメチルヒドラジンというものを生成します。
これは87.5℃で沸点に達して気化するので、調理中に蒸気を吸ってしまうと中毒の恐れがあるようです。
調理中はしっかりと換気をしましょう。
ちなみに茹で汁の中にもモノメチルヒドラジンは溶けだすので、ゆで汁は捨てたほうが良いです。
10分の煮沸でほぼ100%の毒が分解されることが確認されているようなので、この時間を基準としましょう。
アミガサタケを乾燥させる場合は10日でギロミトリンを90%ほど分解できるようです。
乾燥アミガサタケの煮汁を捨てる必要がないのはこれが根拠になっているみたいですね。
今回はフレッシュな生のアミガサタケですのでしっかり茹でていきます。
すごい泡ですね。
タイマーで10分+3分茹でました。
茹で汁は全部捨てて、茹でたアミガサタケは流水に浸しておきます。
これで下処理は完了です。
調理開始
鍋の中にハインツのホワイトソース1缶に対して牛乳を200ml入れます。
ちなみにこれを全部使うと一人分には多すぎるので、お好きな量をパスタに使ったら残りは冷凍庫で保存することができます。
今回は妻に「それ作るなら夕飯一緒に作って♪」と言われたので、残った分は家族の夕飯用(普通のキノコを使う)に使うことにします。
弱火で温めながら、泡だて器を使ってソースと牛乳をなじませます。
これでソースの準備は完成。
お次はフライパンを準備します。
オリーブオイルを入れ、アミガサタケ、ベーコン、刻んだニンニクを入れて炒めます。
火が通ったところでホワイトソースを入れなじませます。
最後にホウレンソウを入れて混ぜたらソースは完成。
パスタを茹でる
お湯に対して1%の塩を入れて沸騰させます。
麺を茹でるときは
・お湯の温度が下がりにくい
・麺がくっつきづらい
というメリットがあるので、大きめの鍋を使ってたっぷりのお湯で茹でたほうが良いです。
沸騰したらパスタを投入。
パスタの袋に書いてある時間より1分半早くお湯から取り出して、クリームソースが入ったフライパンに投入。
弱火でフライパンを温めつつ、ソースとパスタを絡めたら皿に盛りつけます。
最後にあらびきコショウを振って完成!
いざ実食!
食べる前の注意ですが、アミガサタケはアルコールと一緒に食べると吐き気や嘔吐に見舞われることがあるそうです。
なんてこった!
調理の段階から缶チューハイ飲んで、この時点で3本目に突入。
知らなかったとはいえ、これは悪酔いするかどうかのテストも兼ねてしまいました。
見た目はそこそこ美味そうに見えますよね!?
他の具材が多いせいか、アミガサタケの存在が薄くなってます。
それではいただきます・・・。
うまっ!
これは美味いクリームパスタです。
クリームパスタとしては上出来な部類じゃないでしょうか。
クリームパスタとしては・・・。
何が言いたいかというと、「アミガサタケの味」がほぼしない、ただのクリームパスタになっているということ。
原因はいくつか考えられますが・・・
・クリームソースの量が多すぎた。
・他の具材を入れすぎた。
・使ったアミガサタケのサイズが小さかった。
・アミガサタケの茹で汁を捨てる必要があるため「うま味」が逃げた。
特に「サイズ」と「茹で汁を捨てる」ことがアミガサタケのうま味を感じない要因ではないかと思います。
これは乾燥アミガサタケを使ってうま味を捨てずに調理するのがベストな方法だと思います。
来年もアミガサタケが取れたら、乾燥させてから茹で汁込みでもう一度作ってみたいと思います。
とはいえ、念願のアミガサタケを食べられたので今はとても満足です!
ごちそうさまでした!
また来年会いましょう。
酔いの方は全く問題ありませんでしたとさ。
びっくり価格。本当に高級食材なんですね!