こんにちは「ぴよ」です。
前猟期(2020-2021)から「単独忍び猟」を始めています。
自己流なのでちゃんと「忍」べているのかは疑問ですが、最終日には獲物(イノシシ)と遭遇できたことで少しだけ自信がつきました。
去年忍び猟をやってみて悩んだのが道具の持ち運び方法。
最初はワンショルダーバッグを背負って山に入ってましたが、荷物がそこそこかさばるし、通っている猟場が大きな山ではなかったので、解体道具は車に積んで獲れたら戻れば良いということで使わなくなりました。
猟期後半は山へ入る際に猟友会のベストのポケットの中にペットボトルの水やらナイフやら詰め込んでいたのですが、バッグの代わりにベストがパンパンで歩きづらくなり本末転倒な感じに。
どうしようか悩んだ結果、今期はレッグポーチを試してみることにしました。
レッグポーチとは
名前のとおり足(腿)に装着するポーチです。
腰の部分と腿の部分にあるベルトで留めて固定する構造になっています。
「バッグ」ではなく「ポーチ」なので、収納スペースはさほどありません。
しかしながら、今回買ったポーチはMOLLEシステムになっているので、若干ですが拡張性が高くなっています。
実際に山で持ち歩いているもの
レッグポーチに以下のものを取り付け(収納し)て行動しています。
シェルホルダー
いわゆる弾入れ。
弾を収納したホルダーをさらにポーチに収納しています。
これならホルダーをうっかり落とすこともないので安心ですね。
スライドガストーチ
SOTO製の携帯ガストーチ。
何かあった時のお守りみたいなものですかね。
すぐに火をおこせる道具を持っていると安心するので、こちらもポーチ内に収納しています。
ブリザードステイク(簡易スコップ)
雪用のペグに手で握るためのパラコードを編んで簡易スコップにしています。
MOLLE部分に差して固定。
小規模の穴を掘る時などに使用します。
獲物の残滓を埋めるほどの穴をコレで掘るのはかなりの重労働なので、きちんとしたスコップを使いましょう。
COCOHELI
万が一遭難してもなるべく迷惑がかからないように所持しています。
いや、遭難するだけで十分迷惑がかかるのでお世話になることがないように気を付けて行動しなくては・・・。
山の中に入る方はこれとは別にしっかり山岳保険にも加入しておきましょう。
モーラナイフ
獲物が獲れた時やその他もろもろで使う予定。
さて、いつになったら使うことができるのやら・・・。
X-HOLDER
KAKASHI LABさんから購入。
弾がばっちりホールドされるし、何より非常に抜き出しやすい。
ホールドを強めるための結束バンドも付属していますが、デフォルト状態で十分使いやすいです。
ダンプポーチ
レッグポーチの腰ベルト部分に追加で装着しています。
ペットボトルを入れたり、撃った後のから薬莢を入れるためのものです。
猟友会ベストのポケットに入れていたペットボトルの重みが解消されました。
それまではベストの重みで肩などに変な負荷がかかっていましたがとても快適になりました。
その他さまざまな小物をポーチに入れて持ち歩いています。
使ってみてわかったこと
ポーチを実際に装着しながら山の中を歩いてみました。
歩き回ったことで良い部分、悪い部分がいろいろと見えてきました。
メリット
何より猟友会ベストのポケット部分がすっきりしたこと。
水やナイフ類のかさばり(重み)をポーチ側に移動できたことは、とても大きなメリットに感じました。
登山用ザックと同様に腰全体でポーチの重さ(そもそもそんなに重くないが)を支える感じなので辛くない。
そしてMOLLE部分に装着しているX‐HOLDERに弾が2発分装着できるので、ポーチ内に入れているシェルホルダーから弾を取り出す必要がないことも相当なメリットでしょう。
デメリット
右足にポーチを装着した方がMOLLEに取り付けているものが取り出しやすくて良いのですが、私は右肩に銃を担ぐので、銃床がポーチに干渉して何となくおさまりが悪く感じます。
かといって左足に装着するとMOLLE部分へのアプローチが面倒に。
特に弾を取り出すことが致命的な状態になります。
これが一番のデメリット。
ということで結局は右足にポーチを装着しています。
銃床と干渉はしますが許容範囲であるということと、弾がすぐ取り出せるというメリットの方を取りました。
まとめ
100%のアイテムではありませんが、現状満足しています。
今は低山ですぐに下りてこられることが前提の装備ですが、標高のある猟場に行くようになってくるとまた考えが変わってくると思います。
「道具選び」は自分のスキルや攻める猟場などによって変わるので、「これで完璧!」ということがないのが恐ろしいですね。
こうやってズブズブと「沼」に落ちていくんでしょうか・・・。
購入する際に色の選択ができます。