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メスのホテイウオを手に入れたので北海道の郷土料理「ごっこ汁」を作る

投稿日:2023年3月12日 更新日:

こんにちは「ぴよ」です。

 

 

1年を通して鮮魚店を定期的にチェックして、面白い魚が出ていないか探しています。

のぞきには行くけど気になる魚がないと買わないので冷やかしに近い状態・・・。

店員に顔を覚えられているような気がしますが、気にしていたらお目当てのお魚と出会えないので気にしないようにしています。

そんな2月のある日、ついに探していたごっこ=ホテイウオの(メス)と出会ったのです。

昨年はオスとしか出会えなかったので不完全燃焼でしたが、今回はメスを見つけたので「あの料理」の完全版が作れる!

ということでオスとメス両方購入して「ごっこ汁」のリベンジ調理です!

前回作った時の記事は↓コチラ↓です。

関連記事

オタマジャクシみたいな魚で北海道の郷土料理「ごっこ汁」を作って食べる

 

ごっこ汁の作り方

 

用意したもの

・ごっこ【ホテイウオ】(オス1匹、メス1匹)

・豆腐(木綿)

・ニンジン(1本)

・エノキタケ(1袋)

・長ネギ(1本)

・生のり(1パック

・乾燥昆布(3枚)

・水(適量)

・日本酒(適量)

・醤油(適量)

・みりん(適量)

・めんつゆ(味調整)

・塩(味調整)

 

表面のぬめりを取る

ホテイウオ(ごっこ)の身体の表面はヌルヌルとした粘膜に覆われています。

しかも全体的にブヨブヨしているので、扱いにくい。

ということで、ホテイウオをザルに入れて熱湯をかけていきます。

すると・・・。

魚の表面のヌルヌルが熱で固まり、身もデロデロした状態からキュッとしまってパンパンの状態になります。

固まったヌルヌルは生臭さの元になるようなのでスチールたわしなどでしっかりと落としましょう。

鍋などで沸騰させたお湯の中にホテイウオを入れると、身が縮みすぎて肛門から卵が飛び出す可能性大です。

上記のように身に熱湯をかける方が身の縮み具合をコントロールできると思います。

 

ホテイウオの下処理

熱湯をかけてぬめりを取ったホテイウオは、身がしまって風船のように丸くなっています。

まずは腹をさいて中の内臓を取り出します。

後で使うので捨てないように。

メスは卵が入っているので、別のザルに取り分けておきます。

身は捨てるところが無いのですべて使えますが、くちびると腹の吸盤は硬いので使わない人もいるようです。

個人的には吸盤は問題なく食べられますが、ヒレの部分が少し苦手。

今回はくちびるだけ取り除き、他は全部ぶつ切りにしてヒレの部分も使うことにします。

ぶつ切りにした身に再度熱湯をかけてから流水でもみ洗いしてぬめりとくさみを取り除きます。

内臓も適当な大きさに切って熱湯をかけてみたら表面が崩れてしまいました・・・。

 

たまごを洗う

メスのホテイウオから取り出した卵はネバネバ(粘液?)がついているので塩水で何度も洗います。

4~5回繰り返し洗うとネバネバも取れてさらさらとした魚卵になります。

最後にくさみ対策に50℃くらいのお湯をかけて終了。

ホテイウオの切り身、内臓、卵の処理すべて終わりました。

これを鍋に入れていきます。

 

鍋に入れる他の食材も切る

今回はエノキタケ、ニンジン、木綿豆腐、長ネギ、生のりを入れて行きます。

エノキタケは石づきの部分は取り除き、残った部分は二等分に。

ニンジンはピーラーで皮をむいた後、包丁でいちょう切りにします。

今回豆腐は木綿豆腐を使います。

食感的には絹が好きなのですが、木綿の方が煮ても崩れにくいし味もしみ込みやすいようです。

 

鍋で煮る

まずは鍋に水を入れ昆布で出汁をとります。

小さめのカット昆布だったので3枚投入。

沸騰させないよう気を付けて出汁をとります。

昆布を取り出したら醤油、みりん、酒で味のベースを作りネギ以外の具材を投入。

あとはひたすら煮ていきます。

具材全体に火が通ったら味を見ながら塩と麺つゆを少し足して好みの味に調整。

最後に長ネギと生のりを入れたら完成です。

 

「ごっこ汁」の出来上がり!

 

念願だったメスのホテイウオを使った最も限りなく正解に近い「ごっこ汁」の完成です!

さらに追加で生のりを乗せてみました。

それではいただきます。

 

うん、美味しい!

軟骨である背骨まわりには身がたくさんついていて、食べ応えばっちりです。

お腹周りは身があまりありませんが、骨が全くないのでホテイウオらしいプルプルとした食感が楽しめる部位。

卵を入れたことで具材を食べた時、一緒にプチプチとした食感が楽しめるのが良いですね。

メスのホテイウオの方がオスより値段が高いのも納得。

生のりを加えたことで味に深みが増しています。

前回のオスだけごっこ汁よりも確実に満足度アップ。

子ども達からもおかわりするぐらいの大人気っぷりでした。

 

ごちそうさまでした!

 

終わりに

 

北海道の郷土料理「ごっこ汁」はとても美味しいですが、肝心のごっこ=ホテイウオは私の住んでいる地域ではなかなか出会えません。

冬限定の食材なだけでなく普通のスーパーの鮮魚コーナーでお目にかかることはないので、鮮魚店や鮮魚店がテナントとして入っている店舗、卸売り市場などをのぞいて見つけたら迷わず購入しちゃいましょう。

不思議な食感と美味しい味にはまること間違いなしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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