こんにちは「ぴよ」です。
とある鮮魚が充実している店をのぞいてみたところ、見たことない貝が売っていました。
表示をみると「ながらみ」と書いてあります。
聞いたことないなぁ、とスマホで検索してみるとものすごく美味しいらしいじゃないですか。
これは買って食べてみないと!
100gで138円。
高いのか安いのかはよく分かりませんが、気にせず購入しちゃいましょう!
ながらみとは
ニシキウズガイ科の貝で「キサゴ」と「ダンベイキサゴ」の二種が流通していて、これらの巻貝をまとめて「ながらみ」と呼んでいるようです。
うずまきの溝がはっきりしているのが「キサゴ」、ツルツルしているのが「ダンベイキサゴ」です。
ということは、今回購入してきたのは「ダンベイキサゴ」の方ですね。
初夏ぐらいの時期に一部地域で流通、食されているみたいです。
ちなみに漢字ではキサゴは「 喜佐古」、ダンベイキサゴは「團平喜佐古」と書くそうです。
砂抜きをする
調べてみると、このながらみという貝、砂地に生息していているので殻の中にはけっこう砂が入り込んでいるくせに、砂抜きをしてもあまり砂を吐かないらしい。
ただ、中に砂が入っている可能性がある以上、少しでも吐かせておいたほうが食べるときに安心できそうなので、砂抜きはしておくことにします。
ということで、3%の食塩水を作って、その中にながらみを投入。
すると…。
…うわぁ!
恐ろしい勢いでながらみが暴れます。
そりゃもう、上の画像が残像になるくらいに!!
実際にみると、かなり引くくらいグルングルンと動きます。
少し時間がたつとなじんできたのか、足?を出して大人しくなります。
さっきまでのアグレッシブな動きはなんだったのか…。
手でつつくと引っ込むので、死んでいるわけではないようです。リラックスしてるの?
1時間ほどでこれくらいの汚れが出てきます。
やはり砂抜きはしておいた方がいいですね。
最後に貝全体をこすり合わせて、殻の汚れや身のぬめりを取り除いたら下処理完了です。
塩茹でをする
今回はシンプルに塩茹でにします。
砂抜き同様3%の食塩水を作ってその中にながらみを投入。
ながらみはあまり火を通しすぎると身がかたくなるようです。
ネットで情報を集めた結果、今回は水から火を通していくことにします。
沸騰しそうになったら火を止めて3分ほど放置。
その後ザルでお湯を流し水分を切ります。
完成!
出来上がりです。簡単!
アツアツのまま食べるか、少し冷ましてから食べるかは、お好みでどうぞ。
塩茹でしたので貝が白っぽくなっていますね。
貝独特の良いニオイがします。
今回は大きなもので3.5cmぐらいの大きさです。
それでは初「ながらみ」、食べてみましょう。
爪楊枝で貝の内側をブスッと刺して…。
殻をグルンとまわして、きれいに中身を引っ張り出せると妙な達成感につつまれます。
たまに内臓がちぎれてきますこともありますが、その時は諦めましょう。
貝自体は小さいですが、殻の大きさに対してそれなりの中身が入っています。
少なくとも「え、これしか入ってないの!?」って気持ちにはなりません。
それではいただきます!
…うん、ウマイッ!
サザエやツブガイなどの巻貝特有の味と歯ごたえがします。
これは無言でモグモグしてしまうやつです。
ほじくる作業も苦になりません。
それぐらい美味い。
内臓部分も苦味はなくて食べやすいです。
あっという間に完食。
今回は塩茹ででしたが、煮つけや炒めても美味ししうです。
いやー、これは良い食材を見つけました。
また見つけたら買うことにします。
ごちそうさまでした!