こんにちは「ぴよ」です。
皆さんはやってみたいと思いつつ、なかなか手を出せないことって何かありますか?
私は数えきれないほどありますが、その中の一つが「テナガエビ釣り」。
釣れる場所まで遠いわけではないけれど近いわけでもない微妙な距離のせいか、なんとなく行くのをためらってました。
まぁ、単純に面倒だったわけです。
が、今年になってなぜかやる気スイッチが入ってしまい、勢いでテナガ装備を揃え出撃!
家から1時間半ほど車を走らせ、埼玉が誇る一級河川の「荒川」(川幅日本一だぞ!)までやってきました。
テナガエビとは
十脚目テナガエビ科に属するエビの総称で、淡水や汽水に生息するエビの中では大型の部類。
南西諸島も含めると日本には全部で15種ほど生息しているようです。
特徴は発達した長い腕(鋏脚)で、メスよりもオスの方が大きく長くなります。
産卵のため海と河川を行き来する「降海型」と呼ばれるグループと、閉鎖された水域でも増えることができる「陸封型」と呼ばれるクループに分かれるようで、繁殖力はそれなりに強そうな感じ。
ザリガニやカニなどは上から1つ目の脚(第1歩脚)が発達しているのに対して、テナガエビは上から2つ目の脚(第2歩脚)が発達しているという違いがあります。
同じような姿なのに、進化って不思議ですねー。
テナガエビ釣りで用意するもの
竿
短いものから長いものまで何でも使えるので、自分の入るポイントに合った竿の長さを用意しましょう。
ガチガチに硬い竿よりも、小物釣り用の柔らかい竿の方があわせやすいと思います。
まぁ、わざわざお高いものを買わなくても100均の竹竿で十分ですが、こだわりたくなる気持ちも分かります。
仕掛け
釣具店でテナガエビ用の仕掛けが売っているので、初めての人は買った方がお手軽です。
玉ウキタイプの仕掛けとシモリウキタイプの仕掛けが売っているので、自分の好みでお好きな方を購入しましょう。
私はなんとなくかっこいいのでシモリウキタイプを購入しました。
他にも十字天秤というものを使った玄人好みの仕掛けもあるらしい。
テナガエビ釣り、奥が深い・・・。
エサ
赤虫・サシ・ミミズ・イソメなど釣りでは定番の生餌はもちろん使用可能。
テナガエビ釣りでは赤虫が特に重宝されている気がします。
おそらく動物性の食材ならなんでもエサになるので、生餌を触るのが苦手な方はカニカマ・ボイルホタテ・魚肉ソーセージ・生ハム・イカそうめんなどを使っても全く問題ありません。
上記は生餌が苦手な方に良く使われているものです。
クーラーボックス(バケツでもOK)
釣ったテナガエビを入れておく容器。
ある程度の大きさがあれば、正直入れ物はなんでもいいと思います。
ただし、テナガエビは酸欠に弱いのでエアーポンプだけは必須です。
持ち帰るつもりなら安いもので十分なので用意しておきましょう。
ピンセット
テナガエビは針を外す際に口に傷をつけるとすぐに死ぬらしい。
だから小さな針を口から外すためのピンセットは必須アイテムです。
100均で売っているモノで問題ないので用意しておきましょう。
釣針のかえしも潰しておけばピンセットで外しやすいと思います。
テナガエビを狙うポイントは?
現地には10:00少し前に到着。
河口付近ではありませんが、このあたりまで来ると、潮位に合わせて川の水位も増減します。
今日は河口付近で13:30頃干潮になるようなので、その時間に合わせて3時間くらい釣りをする予定です。
車を停めて、ぶっこみ釣りの準備をしているであろう方に挨拶しつつ、初めてここに来ること&テナガエビを釣りに来たことを話すと、釣れている場所を丁寧に教えていただけました。
ありがたい。
現地での雑談って大事ですよね。
教えてもらった場所へ入ってみると本日テナガエビを狙っているのは私だけのようで貸し切り状態。
やったぜ!
それではさっそく釣りをしてみましょう。
今回持ってきた竿は120㎝のものと180㎝の2本です。
こんな感じでゴロタ石とテトラポットが混在しているポイント。
事前に調べた情報ではテトラ際などの影の部分がポイントらしいので、とりあえず針に赤虫をつけてテトラめがけて仕掛けを落とします。
ウキを眺めて待ってみますが、特に変化はありません。
何度か餌を確認して、赤虫の色味が薄れてきたらケチらずに即交換。
仕掛けを投げ込む場所を変えてみますが、やはりウキに変化は無し。
なかなか難しいな、これ・・・。
気が付くと、潮が引いて先ほどのテトラの根元が見えてきています。
石の隙間を見るとなんとカニが!
潮の満ち引きやこういった生き物を見ると内陸の埼玉でも「海」を感じますね。
置き竿をしながら水の中をあちこち観察してみると、ゴロタ石の隙間にテナガエビのしっぽやら手やらが見えているではありませんか。
しかもあちこちで。
もしかしたらテトラの際よりも石の隙間の方が良いのかも?
ということで石の隙間に仕掛けを落とすと、すぐにウキがすーっと動きます。
動きが止まるまで待ったら15秒ほど数えて合わせながら竿を上げると・・・
きたー!
ようやく1匹釣れました。
ありがとう!君が人生初テナガかぁ。
その後も石の隙間を中心に攻めていき、数を重ねていきます。
面白いな、テナガ釣り。
人生初テナガエビ釣りの結果は?
結果的には3時間で13匹のテナガエビをゲットすることができました。
初めてにしては上出来か?どうなのか?
抜き上げる時にばらしたエビも結構いるので、針の号数を小さくすればもう少し数が稼げていたかもしれません。
卵を抱えているものは川に戻したので、手元に残ったテナガエビは5匹。
持ち帰って数日泥抜きしたら食べようと思います。
車に戻ると先ほどのぶっこみ釣り師に話しかけられたので、釣果と現物を見せながらまた雑談。
どうやらまだエビが育っておらず、もう少し時期をずらせば倍の大きさのものが釣れるとのこと。
まじですかー、少し間空けたらまた来ますよー。
なんて言いながら釣り場を後にしました。
現地での情報収集って大事ですね。
数週間後にまた来ようと思います!
テナガエビを釣るならブクブクは用意しておくと安心です!