こんにちは「ぴよ」です。
3月下旬。
暖かい日が続いたことで、野草や山菜などの新芽がどんどん出始めています。
この時期になると食べてみたいと思いつつ、毎回採取する機会を逃していたものがあるのです。
それは「クルミの芽」。
なんでもタラの芽のように天ぷらにして食べると美味いらしいので気になっていたのです。
ということで今年は忘れずにしっかりと確保してきました。
それでは念願の天ぷらを作って食べてみましょうか。
オニグルミとは
ブナ目クルミ科の植物。
公園などに植えられているのを見かけますが、河川敷などでも自生のオニグルミが多く見られます。
人によってはとても見慣れた植物かもしれません。
店で売られている食用のクルミとは別の種類ですが、もちろんオニグルミの実も食べることができます。
とても美味しいですが、食べるまでの処理がちょっと面倒ですね。
オニグルミの芽を食べる
準備するもの
・オニグルミの芽(出始めのもの):適当
・てんぷら粉:適量
・水;適量
・塩:1つまみほど
クルミの芽の下処理
下処理と言ってもやることは簡単。
芽の根元のはかまの部分を取り除いて水洗いするだけです。
油に入れた時はねる可能性があるので、洗い終わった芽はキッチンペーパーなどで水気をしっかりと取り除きましょう。
油で揚げる
まずは天ぷらの衣を作ります。
以前は衣をサクサクに仕上げようと炭酸水やらマヨネーズやらを使っていましたが、今回は水だけでできる「てんぷら粉」を用意。
余計な労力をかけずにサクサク天ぷらができるので便利です。
指定された量の天ぷら粉に指定された量の水を入れて混ぜるだけの簡単仕様。
あっという間に天ぷらの衣が完成しました。
これをクルミの芽全体につけます。
箸で芽をはさんだら軽く振って余計な衣は落としましょう。
170℃程度に熱した油に投入。
焦げないよう注意しながら適当なところで油から引き上げます。
1分半程度が目安でしょうか。
完成!
出来上がり!
最後に塩を全体に一振り。
今回は一緒にカンゾウ(ヤブカンゾウorノカンゾウ)の天ぷらも作りました。
注意しておきたいのはクルミの芽はタンニンを多く含んでいるらしく、食べすぎると下痢になる可能性もあるとか。
調子に乗って大量に食べないよう注意しましょう。
今回は初挑戦なので4つほどで止めておきます。
それではいただきます!
・・・うん、なるほど。
タンニンが多いというからもっと渋みが強いのかと思っていましたが、そんなことはありませんね。
普通に食べられます。
少しほろ苦い感じがお酒に合いそうですね。
タラの芽などが好きな人は口に合うと思います。
ただ、どの程度食べるとお腹の調子が悪くなるのかわからず、ビクビクしながら口に入れているので純粋に味を楽しめたかというと・・・。
当然ですが山菜の王様や女王と呼ばれるタラの芽やコシアブラの方が美味しいです。
季節を感じる食材として数個採ってきて食べるという分にはアリだと思います。
ごちそうさまでした。
翌日、心配だったお腹も全然問題ありませんでした。
よかった!
今回程度の量なら安心して食べられるとわかったので、来年以降も春の風物詩として少し口にしようと思います。