こんにちは「ぴよ」です。
今年も某所に向かい、外来ゼミの「タケオオツクツク」を捕ってきました。
幼虫が土から出てくる時期に行くと同業者の方々と多数遭遇しますが、幼虫は次から次へと出てくるので奪い合いになることはありません。
それぐらい湧いてきます。
ということで今年もこれぐらい捕まえてきました。
今年の初物でエビチリ、いや、セミチリを作ろうと思います。
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セミチリの作り方
エビチリのエビをセミに置き換えただけのレシピなので、エビで作れば美味しいエビチリが出来上がります。
同じ調理法でも一方は気持ち悪がられ、もう一方は喜ばれる。
しかも食材は同じ外骨格の生物。
おかしなものですね。
準備するもの
・タケオオツクツクの幼虫(20匹)
・長ネギ(白い部分15㎝くらい)
・にんにく(2片)
・しょうが(にんにくと同量になるくらい)
・豆板醤(小さじ1.5杯)
・水溶き片栗粉(大さじ2杯)
・サラダ油(ひと回し分)
・ごま油(ひと回し分)
・ソース
◎水(180ml)
◎鶏がらスープの素(小さじ1杯)
◎トマトケチャップ(大さじ2杯)
◎酒(大さじ1杯)
◎砂糖(大さじ1杯)
◎塩(2つまみ)
ソースはあらかじめ一つの容器に入れて作っておいた方がよいと思います。
幼虫の下処理
あらかじめ茹で&冷凍していた幼虫を使う分取り出して、水で解凍しつつよく洗い汚れを落とします。
結構表面の汚れが出てくるのでしっかり洗いましょう。
そのままでも大丈夫ですが、足を取り除くと格段に食べやすくなります。
汚れが取れたらフライパンで乾煎りして余計な水分を飛ばしておきましょう。
手間はかかりますが、周りの殻を取り除くとより食べやすくなると思います。
が、今回は面倒なのでそのまま調理します。
野菜を切る
ニンニクをみじん切りにします。
埼玉産のものを買ってきましたが、やや小ぶりなので2片使いました。
青森産のもの(ホワイト六片)なら1片でもOKかも。
しょうがはにんにくと同量必要なので、みじん切りにしたニンニクの量を見て
皮を剥いて同じくみじん切りに。
長ネギは白い部分を使用。
こちらもみじん切りにします。
材料を炒める
フライパンにサラダ油をひと回し入れたら、にんにく・しょうが・豆板醤を入れて炒めます。
強火でやるとすぐに焦げてしまうので、弱火でじっくりと火を通していきましょう。
低温の油で食材の芯までしっかりと熱を入れるイメージで。
ソースを入れてひと煮立ち
炒めたら、あらかじめ容器に作っておいたソースをフライパンに入れてひと煮立ち。
ここで少し水分を飛ばしつつ、にんにく・しょうがのうま味をソースと合わせていきます。
辛めが好きな方はここで豆板醤の量を調整しましょう。
セミと長ネギをフライパンに入れる
まずはセミを投入して、さらに1分~2分ほど煮立たせます。
食材全体が煮詰まって良い感じになってきました。
最後にネギを投入し、水とき片栗粉を大さじ2杯入れてとろみをつけたら完成です。
出来上がり!
今回はエビせんも添えてみました。
それではいただきます。
うん!
一から手作りしたけどちゃんとエビチリのソースの味がする。
このソース美味いな!
セミの幼虫は・・・。
なるほど。
タケオオツクツクの幼虫を単体で食べるとその食性からなのかヤングコーンのようなほのかな甘みがあるのですが、エビチリソースのにんにくやしょうがの風味でタケオオツクツクのうま味がかき消されています。
これはちょっと残念。
とはいえ料理としてはとても美味しく、あっという間に完食しました。
ごちそうさまでした!
勇敢な(食い意地が張っている)息子も一口挑戦して美味いと言っていました。
嫌悪感をだしまくりの娘&妻はソースの味は絶品だと褒めてくれましたので、後日エビでちゃんとしたエビチリを作り献上しました。
今回使ったえびせんはこちら。