こんにちは「ぴよ」です。
今年もルリハツタケを見つけることが出来ました。
今年は当たり年なのか来た時期がちょうど良かったのか、あちこちから顔を出しています。
ここにも。
結構傷んでいるけどここにもあった。
ヤバい、テンション上がるわー。
老菌もたくさんあったので、あと数日早く来ればジャストタイミングだったのかもしれない。
ルリハツタケとは
ルリハツタケはベニタケ目ベニタケ科に属するLactarius subindigoという学名がついているきのこ。
北米に分布しているラクタリウス・インディゴ(Lacarius indigo)とは別種だそうです。
ジーンズの染料で知られるインディゴ(藍色)の名前が付いていますが、実際はもっと淡い青色のきのこです。
地域や個体によっては藍色に近いものが採れるのかもしれません。
京都と埼玉では絶滅危惧種になっているようですが、私が通うエリア(埼玉)では時期を外さなければほぼ毎年見ることが出来ます。
見た目に反して食べられるきのこです。
今回は大量発生していたので試食する分だけ採取したいと思います。
ルリハツタケのきのこ煮をつくる
用意するもの
ルリハツタケ:4本
ヤマイモのむかご:20個ほど
だし醤油:大さじ4
みりん:大さじ2
水:100㏄
下処理
表面には落ち葉のかすや土などがたくさんついています。
天然のきのこなのでしっかりと下処理しましょう。
塩水に5~10分ほどつけて虫出しをするとともに表面の汚れを取り除きます。
味付け
傷んだところを取り除きつつ適当な大きさに切っていきます。
醤油、みりん、水を鍋に入れて、その中に切ったきのこと洗ったむかごを投入。
汁気が飛ぶまで弱火でゆっくりと煮ていきます。
煮たら淡い青色だったきのこがゾンビ肉のような色に変化しました。
藍色(インディゴ)っていうより孔雀青(ピーコックブルー)って感じの色ですね。
食欲をそそるような色ではありません。
ルリハツタケのホイル焼きをつくる
用意するもの
ルリハツタケ:1本
バター:キューブ1個(7g)
だし醤油:少々
焼く
下処理を済ませたきのこをバターと一緒にアルミホイルに入れて包みます。
そのままオーブンに投入。
15分~20分程度加熱して取り出したら、だし醤油をひとまわし垂らして終了。
とても簡単ですね。
完成
ルリハツタケの煮物とホイル焼きの出来上がりです。
どちらも食べていいのか不安な色合いになっています。
それでは「ルリハツタケの煮物」から食べてみます。
匂いはマツタケやマイタケのような良い香りもしなければ、反対に嫌な臭いもしません。
香りを楽しむタイプのきのこではなさそうですね。
いただきます。
・・・んー。
個人的な意見ですが、食感が良くないですね。口の中でボソボソモソモソと崩れるような感じで歯切れがよくない。
味もうっすらときのこというか菌類的な風味は感じるが、うま味などは特に感じません。
好きかどうかで言えば即座に好きとは言えない感じです。
味付けが濃すぎたかもしれません。
もう一度薄めの味付けでリベンジしたいですね。
一緒に入れたむかごは美味しかったです。
お次は「ルリハツタケのホイル焼き」です。
バターのオイルに緑のキノコがたたずんでいます。
それではいただきます。
・・・うん。
こちらもバターと醤油の味が前面に出てきて、きのこからのうま味はほとんど感じません。
口の中でモソモソと崩れる食感も一緒ですね。
やはりルリハツタケはそれほどうま味を持っていないきのこなのでしょうか。
このきのこを料理する際には味付けがかなり重要になりそうです。
とりあえずどちらも完食しました。
ごちそうさまでした!
終わりに
初めてルリハツタケを食べました。
ネットでは美味しい派と微妙派に意見が割れていましたが、今回は私も微妙派の一員に加えさせて頂きます。
ただ、きのこの状態や味付けの問題も考えられるので、今度は成菌だけでなく、幼菌も手に入れて食べ比べてみたいですね。
また来年探してみようと思います。
天然きのこは毒キノコとの判別が大変ですが、栽培種なら安心して食べられますね。