こんにちは「ぴよ」です。
今年も春きのこの代表格、アミガサタケの季節がやってきました。
フランスでは高級食材のきのこですが、山の中に分け入って探すような難易度の高いものではありません。
よくよく観察すると家の近所にも生えていた、そんなきのこがアミガサタケです。
というわけで今年も近所のアミガサスポットへ行ってみると・・・
ばっちり発生していました。
こちらはイエロー系のアミガサタケ。
こちらはブラック系のアミガサタケ。
手ごろな大きさのアミガサタケを選んで採取してきました。
一食分くらいの量は確保できたので、今回はシチューを作ってみようと思います。
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アミガサタケのシチューを作る
用意するもの
・アミガサタケ:適量
・ジャガイモ(小さめ):1個
・タマネギ:半分
・サラダ油:大さじ1
・バター:1キューブ
・皮付きウインナー:3本
・冷凍ブロッコリー:4片
・水:200㏄
・牛乳:200㏄
・コンソメ:小さじ1
これで二人分です。
アミガサタケの下処理
アミガサタケは食用にされていますが実は毒キノコです。
生の状態では毒抜きの作業が必要になります。
軽く洗って汚れを落としたアミガサタケを鍋に入れて15分ほど茹でていきます。
アミガサタケの毒は水溶性のため湯気と一緒に気化するので締め切った部屋で作業はせずに、窓を開けたり換気扇を回したりしましょう。
茹でたあとの汁も毒の成分が含まれているようですので、もったいないですが捨てましょう。
茹で終わったらアミガサタケを包丁で半分に切り、中の空洞に虫が入っていないか確認します。
小型のムカデなどが潜んでいることが多いのでしっかりと確認をしましょう。
食べやすい大きさに切ったら下処理完了です。
具材を炒める
今回は具材に玉ねぎとジャガイモ、ウインナー、冷凍のブロッコリーを用意しました。
玉ねぎは薄切り、ジャガイモは角切りにして鍋に投入。
皮付きウインナーとブロッコリーは適当な大きさに切っておきます。
鍋にサラダ油を入れて野菜を軽く炒めたら、バターを1キューブ入れて弱火で溶かしながらさらに野菜を炒めます。
とりあえずタマネギが半透明になるくらい火を通しました。
鍋で具材を煮る
タマネギにある程度火が通ったところで鍋に水を入れます。
皮つきウインナーとブロッコリー、アミガサタケを鍋に中に入れ15分ほど煮込んでいきます。
その後、鍋にシチューのルウを入れてしっかり溶かし、牛乳を入れてさらに5分ほど煮込んだら完成。
出来上がり
アミガサタケのシチュー、完成です。
煮込んだらブロッコリーが崩れてしまいました。
仕上げ直前に入れればよかった・・・。
まぁ、味は変わらないのでOKとしましょう。
それでは、いただきます・・・。
アミガサタケのクニュクニュとした食感がおもしろいです。
大型のものがたくさん採れればより楽しめそうですね。
しかし、シチューからは野菜とウインナーなどから出たたうま味は感じますが、アミガサタケの味はほとんどありません。
アミガサタケのうま味がでているであろう茹で汁を捨てたのが敗因です。
まぁ、茹で汁にも毒を含んでいる可能性があるのでしかたないのですが。
今度は乾燥アミガサタケで挑戦したみたいですね。
シチュー自体はとても美味しいのであっさりと完食です。
ごちそうさまでした!