こんにちは「ぴよ」です。
7月中旬頃のお話。
今年もコイツの季節がやってきました。
そう、キヌガサタケです。
昨年とてもよいポイントを見つけたので、今年も小雨が降る中その場所へ行ってみると…。
おー、生えてる生えてる!
あちこちからキヌガサタケが生えています。
ちょっとしたお祭り状態。すごい。
採取したものをビニール袋に入れてお持ち帰りです。
キヌガサタケとは
スッポンタケ目スッポンタケ科に属するキノコの一種で、卵状の幼菌が地面から発生するタイプのキノコ。
「『スッポン』タケ」の名前からもお分かりのとおり、スッポン(カメ)の頭から首にかけての形状にとても良く似ています。
そこにレース状のものが付いていて、見た目も美しいキノコです。
通称「キノコの女王」と呼ばれる高級食材でもあります。
先端部分はグレバと呼ばれる胞子が混ざったオリーブ色の粘液状の組織で構成されていますが、これがとても臭いんです。
車に積んだら最後、いつまでたっても臭い匂いが取れません。
その時はファ〇リーズで対処するのですが、それでも誤魔化せないくらいの臭いです。
下処理
家の中でのキヌガサタケの下処理は止めたほうが良いでしょう。
今回は、外の水道を使って処理していきます。
こちらが収穫したもの。
現場ではまだまだ生えていたけど、これだけあれば十分でしょう。
庭に水をまくためのシャワーを使ってキヌガサタケを洗っていきます。
グレバの部分は臭いので、特に念入りに洗い流します。
こんなにきれいになりました。
レース状の部分はもろいので結構ちぎれてしまいました。残念。
すっぽん鍋を作る
キヌガサタケはスッポンタケ科なので相性が良いだろうと勝手に判断し、冷凍庫に眠っていたすっぽんと一緒に鍋にして食べてみることにしました。
以前採取して保管していたキクラゲ。
コイツも水に入れて元に戻します。
そして土鍋さんに食材を投入。
今回入れたもの
・すっぽん
・キヌガサタケ
・キクラゲ
・カンゾウのつぼみ
・酒
・めんつゆ
・塩
カンゾウのつぼみを入れることで彩りを良くしてみました。
名付けて「すっぽんwithスッポン(キヌガサタケ)feat.キクラゲ&カンゾウ」鍋。
後は火にかけて、味を調えれば完成です。
鍋の蓋を開けると…。
なんと!カンゾウは煮崩れてしまいました。残念。
気を取り直して、それではいただきます!
う、うまーッ!
すっぽんが美味いのは当たり前ですが。
きくらげはコリコリ、キヌガサタケも先はシャキシャキ、柄の部分はサクサクと歯切れのよい食感。
そしてすっぽんのスープを吸っていて、とても美味しいです。
まぁ、味が約束されている食材ばかりを入れたので、不味くなるわけないんですけどね。
というわけで完食。
ごちそうさまでした。
つけ麺を食べる
翌日冷蔵庫に入れておいた鍋のスープは…。
コラーゲンが固まってプルプルの状態。
なんか「煮こごり」っぽいので、スプーンでちょっとすくって口に入れてみましょう。
うへぇ、マズイ…。冷えたぶん脂っこさがきつく感じます。
やっぱりこの状態で食べたいなら、ちゃんと煮こごりとして調理しないとダメですね。
まぁ、これはもともとつけ麺のつけだれとして使うつもりで取っておいたから良いんですが。
さっそくスーパーで購入した市販のつけ麺を開封。
今回は魚介系のものにしました。
つけ麺のつけだれの原液。
本来はここにお湯を入れますが、今回はすっぽんスープを投入。
麺を茹でて流水で締めます。
出来上がり。
すっぽん・キクラゲ・キヌガサタケから出たエキスがたっぷり入ったつけだれです。
すっぽん(美味い)+つけ麺(美味い)=とても美味いに決まっています。
二人前をぺろりと完食。
ごちそうさまでした!
このあと自転車でカロリー消費しました。
やっぱりキヌガサタケもすっぽんも最高の食材ですね!
千葉にある超有名店のつけめんです。