こんにちは「ぴよ」です。
オートパーラー、またはオートレストランって知っていますか。
自動販売機で食品を販売し、その場で食べられる設備が整っている施設のこと。
場所によってはゲームセンターやコインランドリーなどが併設されているようです。
昭和の時代にはあちこちにあったようですが、現在その数は激減。
昭和生まれの人には懐かしさ、若い人には逆に新鮮さを感じさせる、そんな場所となっています。
今回は昔懐かしい「うどん&そばの自販機」や「トーストサンド」が現役で稼働中のオートパーラー上尾に行ってきました。
オートパーラー上尾
〒362-0007 埼玉県上尾市久保70−2
国道17号沿いにオートパーラー上尾はあります。
駐車場はそんなに広くはありません。
ネオンの看板が昭和っぽくていいですね。
LEDなんかとは無縁なたたずまい。
外観からすでにワクワクします。
中に入ると・・・。
超絶薄暗い。
照明がほとんど消えています。
電気の付け忘れなのか、それとも節約のためなのか。
ゲームの筐体もびっしりと置いてありますが、1区画以外は稼働していません。
デートにも使えるお洒落なアミューズメント施設なんて雰囲気は皆無。
昭和だったら不良(ヤンキーではなくツッパリ)がたむろしてそうな情緒あふれる感じ。
「おいお前、そこでジャンプしてみろよ?」
とか言われちゃいそうな、そんな雰囲気。
え、誉め言葉ですよ?
すぐに目的のうどん・そば自販機を発見。
これが昭和・平成・令和を3つの時代を生き抜いてきた歴戦の勇者ですよ。
ボタンはうどんとそばの2種類だけというシンプルな代物。
値段も250円と非常にリーズナブルです。
躊躇することなくうどんのボタンをポチッ。
それと同時に「売り切れ」の点灯。
ぎりぎりセーフ!
ラストのうどんを手にすることができました。
ニキシー管がカウントダウンを決めてくれるのをワクワクしながら眺めて待機。
カウントダウンが終了したので取り口から容器を取り出しますが、結構柔らかいプラスチック容器なので、落としたりこぼしたりしないように注意しましょう。
ジャーン!
思ったよりもしっかり「うどん」してます。
麺はコシがなく、すぐかみ切れるタイプ。
具はわかめ(少量)、うずらの卵(1つ)、かき揚げが入っています。
スープが薄めに見えますが、底に濃いのが沈んでいることはネットでリサーチ済み。
割りばしで混ぜてスープを均等にしていただきます・・・。
うん、うまい!
もちろんうどん専門店なんかには到底かないませんが、「あの値段・あの具の量・食べてる場所の雰囲気」でこのうどんは完成するのです。
謎のテンションのままうどんを完食!
そしてもう一つの目的、トーストサンド。
こちらもなかなか年季の入った自販機です。
チーズハムとコンビーフの2種類。
今回はコンビーフをチョイスしました。
取り出し口から出すときは要注意。
アルミホイルがかなりの熱さになっています。
指を軽くやけどしました。
耳なしパンの表面は良い焼き具合でカリカリ。
全面にコンビーフがのせられていて、ほんのりとからしの味もします。
これもなかなか美味しいです。
うどん250円とトースト200円。
500円以下で十分楽しめました。
最後に。
それでは帰る前にアレがあるか覗いていこう。
あった!
噂のパンティークレーンゲーム。
電源は入っていないように見えます。
誰かやるんでしょうかね?そして使うんでしょうかね?
わずかな疑問を残しつつ、お腹をさすりながらオートパーラー上尾を後にしました。
オートパーラーってなかなか楽しいですね。
他のオートパーラも気になってきたので、探して行ってみようと思います。
家でもコンビーフトースト作ろうかなぁ。