こんにちは「ぴよ」です。
4月のある日、散歩をしていると年配のご婦人がなにやら草を採取しているではありませんか。
気になって声をかけてみるとヨモギを採って草餅を作るとのこと。
いろいろと世間話をするなかで草餅を作る手順を教えてくれました。
そういえば今まで草餅なんて作ったことがなかったので、話のネタに自分でも作ってみることに。
自分がよく野草採集する場所でヨモギを採ってきました。
それでは初めての草餅づくりに挑戦です。
草餅(よもぎ餅)を作る
用意するもの
【草餅】
・ヨモギ:すりつぶした状態で100g
・上新粉:200g
・砂糖(きび砂糖):30g
・お湯:150㏄
・つぶあん:120g
【ヨモギを茹でる用】
・お湯:鍋いっぱい
・重曹:小さじ1
これであんこ入り4個、あんこなし4個の草餅が出来ます。
ヨモギの下処理
採取してきたヨモギをきれいに水洗いして汚れを落とします。
茎の硬い部分や枯れている葉、混じっている別の草などをここでを取り除きましょう。
鍋でお湯を沸かしアク抜き用の重曹を入れたら、ヨモギを投入して2分ほど茹でます。
お湯に入れるとヨモギが鮮やかな緑に変わってとてもきれいです。
鍋から取り出したら冷水に浸けて、さらに30分ほどアク抜きをします。
これで下処理の完了です。
上新粉を蒸す
上新粉と砂糖を混ぜたものに少しづつお湯を入れて固まりを作っていきます。
ざりざりとしたキネティックサンドみたいなものが出来上がりました。
これを布を敷いた蒸し器に置いて25分ほど蒸します。
蓋をしてしっかりと蒸しましょう。
時間が経って取り出すと、しっかりとお餅状になっています。
不思議ですね。
すり鉢ですり潰す
上新粉を蒸している間にヨモギをすり潰していきます。
最初はミキサーで簡単に処理しようと思いましたが、水分が足りないせいか上手く細かくならなかったので仕方なくすり鉢でやることに。
葉の部分は簡単にすれますが、茎の部分はしぶといので念入りにすりつぶします。
蒸している時間(25分)あれば十分すり潰すことができます。
茎が気にならなくなるまで頑張りましょう。
・・・頑張りましょう。
ヨモギと餅を混ぜ合わせる
手が疲れていると思いますが、力仕事はまだ続きます。
蒸しあがった餅とすり潰したヨモギを混ぜていきます。
正直かなり力を使います。
ネットではすり鉢や耐熱ガラスで混ぜるようなことが載っているので同じようにやってみますが、かなりの重労働です。
これはうどんの生地を足で踏んでこねる時のように、厚手のビニールの中に入れた方が楽だな。
ということで、ジッパー付きバッグに入れて手で練ったらめちゃくちゃ楽!
この方法、超オススメです!
うどんの生地を練る要領で、こねながら生地を伸ばす、折りたたむ、伸ばす、たたむ、を繰り返すとヨモギのが餅全体にまわってきれいな緑色になります。
餅の中にあんこを詰める
どうです?きれいな緑色になりましたよね。
餅を8等分に分けたら、そのうち4つにあんこを包んでいきます。
平たく伸ばした餅の中央にあんこを入れたら、おのれの技術を駆使して何とか包んでいきましょう。
私はプロではないので気合でなんとか頑張りました!
出来上がり!
完成です。
すごい!草餅だ!
すごくないですか!?
自分で作っておいてなんですが、めちゃくちゃ感動しております!
形はいびつですが、餅は売っている草餅そのまんま!!
それでは実食、いただきます・・・。
ん!
売ってる草餅と同じ味だ!
いや、同じと言ったら和菓子屋に失礼だと思うけど、素人の舌ではかなり再現度高いと思います。
子どもたちも美味しそうに食べていたので今回の草餅チャレンジ、成功ですね!
正直あんこは苦手なのですが、自分で作った草餅に感動して完食。
ごちそうさまでした!
終わりに
自分で作った草餅の美味さに感動しました。
しかし、食べるまでの工程を考えたら普通に草餅を買った方がコストパフォーマンスは良いです。
ただ、うちの子ども達は作っている間ずっと覗いてきて、こねたい!混ぜたい!丸めたい!と言ってきたので、家族で一緒に作ると楽しめるのではないでしょうか。
一緒に料理するとかお菓子を作るとかってコミュニケーションも取れていいいですよね。
今度は子どもたちと作ってみようと思います。
ヨモギの粉末を使えば力仕事が少し減りますね。