※獲物を解体する写真があります。苦手な方はご遠慮ください。
こんにちは「ぴよ」です。
以前捕まえてきた「ミシシッピアカミミガメ」(ミドリガメ)。
泥抜きも終わったので、いよいよ食べたいと思います。
過去に唐揚げにして失敗(たぶん調理の仕方がまずかった)したので、今回は「鍋」に挑戦したいと思います。
スッポンも鍋にするので、カメ類の料理法としては相性がいいはずです。
解体する
まずは解体しないと始まりません。
これがハードル高い…。
魚類と両生類以上の生物の違いとして、まぶたがあるかどうかが挙げられます。
まぶたって厄介なもので、顔に表情を作るんですよね。
だから、魚は締めることが出来る人だとしても、それ以上を相手にするとなるとへこたれない精神力も必要となってきます。
しかも、カメはスッポンと違って硬い甲羅があるので防御率がハンパないです。
心してかかりましょう。
まずは首を落とします。
なかなかしぶとく、首を落としても胴体は動きます。
次に、甲羅の側面(上部と下部をつないでいる部分)をノコギリで切れ目を入れて分離し、中身を露出させます。
そして、必要な部位を取り出していきます。
今回、内臓は使わず足と首、尻尾(肉が付いている部分)を取り出します。
これでカメ2匹分です。
その後、取り出した部位に熱湯をかけていきます。
カメ類には必須の処理ですね。
表面に薄皮があるので、熱湯を利用して取り除きます。
たぶん、ここがカメ臭いニオイを発する場所の一つだと思います。
唐揚げにもリベンジしたいので、鍋にするのは一匹分の手足&頭(×2)にします。
味の違い&食べやすさを比べるため、皮を取ったものとそのままのものに分けてみました。
準備完了です。
煮る
カメ臭がリビングに充満するのが怖いので、カセットコンロをベランダに用意して土鍋で煮ていきます。
水を入れた土鍋にカメを入れて、臭い消しに調理酒を「ドバドバ」と入れておきます。
あとは、ひたすら煮るだけです。
水が足りなくなったら足しての繰り返しで煮ていくと、皮も半透明状のゼラチンっぽくなってきました。
後は、塩・めんつゆで味をととのえていきます。
素材の味を出したいので薄味にしました。
最後に水菜を入れて見た目の美しさを演出します。
完成
ほら、美し…いですよね。
何やら、鍋から爪が見えてますが気にしない、気にしない…。
もう少し彩りが欲しいときには、水菜を少しずらして下に隠れているアカミミガメの「アカミミ」部分を見せれば良いですね。
鮮やかな朱色があなたの目を楽しませてくれることでしょう。
では、実際に食べてみます。
感想
うん、うまい。
正直美味しかったです。
皮の部分もゼラチン状になって全然硬くない。
肉も柔らかくなっていて食べやすいですね。
皮がないよりは、あった方が食べ応えがあります。
やはり、カメと鍋は相性が良さそうです。
ただ、積極的(定期的)に食べたいかというと「別に・・・」という感じです。
スッポンだったら、ガンガン捕獲していくと思いますが。
その違いは何かと考えてみると…。
① ノコギリという調理には使わないアイテムを使用。その割に得られる肉が少ない。
→スッポンはノコギリ使わないうえに、甲羅部分もコラーゲンとして食べられる。
② ウマビルのような手足の模様と頭部の朱色のラインが食欲を萎えさせる。
→スッポンは調理後の、見た目の嫌悪感が少ない。
という感じでしょうか。
そもそも「スッポン」というカテゴリーが日本に根付いていますからね。
カメと比べるのはナンセンスですね。
アカミミガメは機会があったらまた、ということで。
まぁ、唐揚げ用に残した足がまだ残っているんですけどね。
まずは、スッポンから試してみては?