こんにちは「ぴよ」です。
前回、散歩の時に採取してきたむかご。
数日後、娘に内緒でさらにむかごを回収してきました。
ヤマノイモのむかごを採ってきたつもりですが、良くみると茶色かったり緑っぽかったり、大きかったり小さかったり。
何かバラエティに富んだ状態ですね。
気になったのでヤマノイモと間違えそうな植物がないか、知識の整理ついでに調べてみることにしました。
ヤマノイモと似ている植物
どうやらヤマノイモ科の植物は種類が多く(世界に800種ほどあるそうな)、日本にも複数種自生しているみたいですね。
また、ユリ科のグロリオサの根をヤマノイモと間違えて食べしまう食中毒も起きているようなので、根(イモ)の部分を食べる際はきちんと同定しすることが大事。
ここで述べるのは「むかごを採って食べる」ことを前提とした見分け方ですのでご注意ください。
ヤマノイモ
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草。
まさにヤマノイモの中のヤマノイモ。
「自然薯」とか「山芋」とも呼ばれている人気者。
つるは反時計回りに巻き、葉腋(葉のつけ根の部分)にむかごが出来ます。
むかごは食べることが可能。
対生(葉が向かい合って付く)なので、むかごは二つ並んで付いていることが多いですね。
※対生の葉の生え方。
ナガイモ
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草。
でもヤマノイモとは別種です。
いわいる「長芋」です。
こちらもつるは反時計回り、葉腋にむかごが出来ます。
こちらのむかごも食用可能。
ヤマノイモ同様、対生なのが特徴。むかごも並んで付くことが多いです。
ニガカシュウ
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草。
こちらもむかごが出来ます。
が、名前の通りとても「苦い」ので、食用には向かないらしいです。
ヤマノイマやナガイモと違い、互生(葉が交互に付く)なのが特徴。
むかごが並んで付かずに一つずつなっていたり、デコボコの多いむかごだったら要注意。
とはいえヤマノイモのむかごにもデコボコのものはあるのでそれだけで判断はできないのが難しいところですね。
オニドコロなど
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草。
アマドコロやカエデドコロなど、調べると「〇〇ドコロ」という名前は多いようです。
互生なので、ヤマノイモやナガイモと間違えることはないと思います。
しかもこちらは食べようと思っているむかごが出来ません。
ヤマノイモやナガイモと間違えることはまずないでしょう。
※ヤマノイモではないなにか。
他にも数種あるようですが、むかごを食べるのなら、「ヤマノイモ」と「ナガイモ」を見分けることが出来れば問題はなさそうです。
素揚げで食べる
調べてみたところ、日当たりの悪いところのむかごは緑っぽくなるようですね。
むかごはジャガイモっぽい見た目(英語だとエア・ポテトという)なので、イモの緑=ソラニンを想像してしまいますが問題はなさそうです。
今回は全部素揚げにして食べてみます。
洗ったあと、水気をとったむかごを油に投入。
菜ばしでコロコロしながら、頃合を見て油から取り出します。
最後に塩を振ったら…
完成!
簡単、お手軽。
おつまみにちょうど良い感じですね。
口に入れると、周りの皮は多少固め(特に大きいものは)ですが、中身は美味しい。
振った塩がいいアクセントとなって箸と酒が進みます。
そのうち皮も気にならなくなり全部完食!
大変おいしゅうございました。
また採ってこようっと。