こんにちは「ぴよ」です。
災害時に米を炊く方法は色々ありますが、結局どの方法が一番よいのか。
ぴよ的に考えていきたいと思います。
今回行った炊飯方法はコチラです↓
ちなみに今回イメージする上での条件ですが…
細かな設定をするとキリがないので、
①救助待ちの個人or家族(一世帯)
で
②電気・ガス(熱源)、水は止まっている
が
③カセットコンロ有、水等は家に備蓄されている
という状況で考えたいと思います。
炊きやすさ
フライパン >> ビニール袋 > ペットボトル > 空き缶
圧倒的にフライパンが炊きやすいです。普段の調理と変わらない状態でご飯が手に入るのは精神的にも余裕ができます。
ペットボトルは食べるときに開封用の刃物が必要、空き缶は缶切りで加工をしてから炊かなくてはいけないので手間がかかります。
文句なしでフライパンの勝利。
味
フライパン ≧ 空き缶 > ペットボトル = ビニール袋
ぴよの炊き方&米の銘柄にもよるのでしょうが、直接火にかけて調理する方法が美味しかったです。
フライパン、空き缶ともに金属製なので、米への熱の伝わりが良いのでしょう。
ペットボトルやビニールのような煮る(茹でる?)方法だと出来上がりが水っぽい印象が強かったです。
が、米の銘柄や時間調節で克服できる問題なのかもしれません。
携帯性
ビニール袋 > ペットボトル > 空き缶 >フライパン
洗い物を少なくしたい被災地では調理器具がそのまま食器にもなるペットボトルやビニールが有利かもしれません。
また、瓦礫除去などの作業に出向く際に行動食として携帯出来るメリットもあります。
ただし、ペットボトルは持ち運びには便利だけど、中のご飯を食べるのに刃物で切らないといけないので二位。
総合評価
フライパン >空き缶 > ビニール袋 > ペットボトル
やはり普段と同じ感覚でご飯が炊けるフライパンはすばらしい。
空き缶も、そもまま火にくべても米が炊ける手軽さがいいと思います。
それに対して、ビニール袋やペットボトルは
・ビニール袋やペットボトルを似る際に鍋が別に必要なこと。
・鍋で煮るための余分な水が必要(まぁ、近くの川の水でもいいのですけれども)なこと。
・そもそも水を煮るための鍋でフライパンと同じようにご飯が炊けること。
などから、個人でのご飯を手に入れる方法としては順位が下がるのではないでしょうか。
しかし…
上記は個人で消費するという前提での「ぴよ」的考察結果であって、ビニール袋やペットボトルが使い物にならないわけではないと思います。
ペットボトルやビニール袋炊飯は、大量に大鍋で作り大勢の被災者に渡すという使い方が出来ます。
実際に災害用の炊飯袋は売られている訳ですし。
しかも、上にも書きましたがこの方法はそのまま持っていける携帯性も高いですし、米を盛り付ける皿が要らずそのまま食べることが出来るというメリットがあります。
ゴミを出さない、洗い物を極限まで少なくするという避難生活上でも非常に合理的なのではないでしょうか。
何事も状況によって使い分ける、ですね。
最後に・・・
実際に災害に直面してからではなく、平時から一度試してみることが良いと思います。
テントなども買ったら本番前に一回設置して手順を確認すると思いますが、それと一緒ですね。
また、最高の米を炊くために
米の種類、給水時間、炊飯時間、蒸らし時間などを細かく分析して、それぞれの方法でのお米の一番美味しい時間を探す
なんて自由研究や理科実験も面白いかもしれませんね。
気が向いたらぜひ。
たぶん災害時のご飯確保の最強はコレ